楽曲解説
1838年にフランツ・リストによって作曲された、ピアノのための高度な練習曲です。現在一般的に広く親しまれている1851年発表の改訂版『パガニーニによる大練習曲』第3番(嬰ト短調)よりも前に書かれたバージョンであり、若き日のリストがパガニーニの神がかった演奏に衝撃を受け、その超絶技巧をそのままピアノという楽器へ移植しようと試みた野心的な楽曲です。
後年に出版される改訂版との違いは、パガニーニの『ヴァイオリン協奏曲第2番』の「鐘(カンパネラ)」の主題だけでなく、原曲素材の扱いが自由で、より大規模かつ技巧的な展開を見せるポイントです。演奏技術の面ではお馴染みの1851年版をはるかに凌駕する難易度を誇り、常人離れした手の広がりを要求する極端な和音や、強烈な跳躍の連続、人間の物理的な限界を試すかのような過酷な構造を持っています。
後年のリストは演奏効果をより洗練させ、技巧的要求を整理した改訂版を出し直したため、現在においてこの1838年版がコンサートなどで演奏される機会は滅多にありません。しかしながら、青年期のリストが追求した技巧の極致と狂気的な熱量がそのまま刻み込まれた楽曲と言えるでしょう。
アレンジ解説
■アレンジ内容(解説:西部圭亮)
技巧的なピアノ曲として知られている「ラ・カンパネラ」。Tuba4重奏での演奏はその軽快さと輝かしさに重厚感をプラス多印象を与えてくれます。ぜひチャレンジしてみてください!
楽曲データ
| 演奏時間 | ca.5:00 |
|---|---|
| 原キー | Am |
| アレンジキー | Am |
| 最高音 | 1st - High A(実音) |
| JASRAC作品コード | - |
| 発売日 | no data |
編成表
1st Tuba
2nd Tuba
3rd Tuba
4th Tuba