楽曲解説
音楽の父と呼ばれるヨハン・ゼバスティアン・バッハによって、彼がケーテンの宮廷で楽長を務めていた時代に作曲された鍵盤楽器のための作品です。一般的には後に続くフーガと合わせて『半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903』として広く知られており、バッハが残したチェンバロ向けの単独作品群の中でも最高傑作の一つとして数えられています。
タイトルが示す通り、半音階を大胆かつ徹底的に駆使した、極めて即興的で劇的な展開が大きな特徴です。バッハの死後、彼の作品の多くが一時的に忘れ去られる中で、本楽曲はその完成度の高さと後のロマン派音楽を先取りするような情熱的な作風から、バッハの鍵盤作品の一部は弟子たちによって伝承され、メンデルスゾーンやショパン、リストといった19世紀の偉大な音楽家たちにも多大な影響を与えて愛奏されたほか、現在に至るまでピアノやチェンバロの重要なレパートリーとして演奏されています。
アレンジ解説
バッハの作品の中でも特に人気の高いこの曲をサクソフォン独奏用にアレンジ。
田中拓也氏による、同タイトルのCD収録バージョンの編曲楽譜です。高度な技術が求められる一曲となっておりますが、ぜひ取り組んでいただけると幸いです。研究用としても価値のある一冊です。
楽曲データ
| 演奏時間 | ca.9:10 |
|---|---|
| 原キー | Dm |
| アレンジキー | Dm |
| 最高音 | high C(実音) |
| JASRAC作品コード | - |
| 発売日 | no data |
編成表
Alto Saxophone