楽曲解説
2001年に公開された、宮崎駿監督による長編アニメーション映画『千と千尋の神隠し』。神さまの世界に迷い込んでしまった千尋が孤独と戦いながら、仕事を通して自立していく千尋の心が描かれています。
音楽を担当したのは、宮崎駿作品の音楽的世界観を共に築き上げてきた久石譲。本作では、ベルリン映画祭金熊賞をはじめとする数々の国際的な評価に違わず、和の音階や神秘的な響きを取り入れた、情緒豊かで奥深いスコアを書き下ろしました。異世界の不気味さと美しさを同時に感じさせる変幻自在な音楽が、観客を千尋の冒険へと深く引き込みます。
本曲「底なし穴」は、湯婆婆の息子である巨大な赤ん坊・坊の部屋で、千尋が彼に捕まり、力任せに引き止められる緊迫のシーンで使用されています。外の世界を怖がり、過保護に育てられた坊の、子供ゆえの無垢さと恐ろしいまでの破壊衝動。ずっしりと響く重低音のリズムと、執拗に繰り返される不気味なフレーズが坊の巨大な存在感と、どこか背筋が凍るような、逃げ場のない圧迫感に満ちた一曲です。
楽曲データ
| 演奏時間 | ca.1:20 |
|---|---|
| JASRAC作品コード | 089-6616-8 |
| 発売日 | 2026.3.31 |
編成表
木管
- 1st&2nd Flutes
- Piccolo
- 1st&2nd Oboes
- English Horn in F(opt.)
- 1st&2nd Bassoons
- Clarinet in E♭
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭
- 3rd Clarinet in B♭
- Alto Clarinet in E♭(opt.)
- Bass Clarinet in B♭
- Contrabass Clarinet in B♭(opt.)
- Soprano Saxophone in B♭
- 1st&2nd Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
金管・弦
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 3rd Trumpet in B♭
- 1st&2nd Horns in F
- 3rd&4th Horns in F
- 1st&2nd Trombones
- 3rd Trombone
- Euphonium
- Tuba
- String Bass
- Harp*
鍵盤・打楽器
- Piano*
- Timpani
- Percussion I
- -Tam-Tam
- Percussion II
- -Bass Drum
- Percussion III
- -Cymbals&Suspended Cymbal
- Percussion IV
- -Glockenspiel