楽曲解説
1899年から1900年にかけて、ロシアの作曲家ニコライ・リムスキー=コルサコフによって作曲された管弦楽曲です。アレクサンドル・プーシキンの生誕100年を記念して制作されたオペラ『サルタン皇帝の物語』の第3幕第1場における間奏曲として書かれました。劇中では、魔法の白鳥によって熊蜂に姿を変えられた主人公のグヴィドン王子が、自分を陥れた親族たちを刺すために海を越えて飛んでいく場面で使用されています。
楽曲は、熊蜂の羽音や不規則に飛び回る様子を、テンポの速い半音階によって表現しています。切れ目なく続く16分音符の細かいパッセージが最大の構造的特徴であり、原曲の管弦楽版では、フルートやヴァイオリンなどの木管・弦楽器群がこの超絶技巧的な旋律をめまぐるしく引き継ぐ構成になっています。和声的な展開よりも、蜂の羽音という物理的な現象を音符の羅列によって模倣することに特化した特異な楽曲です。
現在ではオペラの一部としてよりも、超絶技巧曲として広く認知されています。
アレンジ解説
■アレンジ内容(解説:梅田詠侍)
オペラ「サルタン皇帝」の中でもずば抜けて知名度の高いこの曲。作曲者であるリムスキー=コルサコフの代表する一曲です。近年では超絶技巧曲としてバイオリンをはじめとしたソロ楽器での演奏曲として人気が高く、タイムアタックが行われるほど速さと半音階的技巧に焦点が当てられています。そんな熊蜂を見事に表したこの曲をサックス4重奏で少しコミカルにアレンジしました。
楽曲データ
| 演奏時間 | ca.2:00 |
|---|---|
| 原キー | Am |
| アレンジキー | Am |
| 最高音 | S.Sax. - High F(実音) |
| JASRAC作品コード | - |
| 発売日 | no data |
編成表
Soprano Saxophone
Alto Saxophone
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone